埼玉県春日部市にある龍Q館は、首都圏外郭放水路「地下宮殿」の見学施設です。予約すると首都圏外郭放水路「地下宮殿」の見学も可能です。地底の巨大施設や洪水のこと、川についてなど楽しく学んで頂けます。「龍Q館」のネーミングは、館のある春日部市(旧庄和町)に伝わる「火伏の龍」伝説と、「AQUA(水)」にちなんだものです。地底の不思議、水の怖さやはたらき、巨大施設などを、体感頂けます。
龍Q館とは
国土交通省 関東地方整備局 江戸川河川事務所が管理する施設で、首都圏外郭放水路の模型などが展示されています。首都圏外郭放水路にどのように水がたまっていき、その水をどのように排出するのかを紹介した模型も実際の水を使っているので、大人も子供も非常にわかりやすく楽しく学習できます。
首都圏外郭放水路とは
首都圏外郭放水路(しゅとけんがいかくほうすいろ)は、洪水被害を軽減するために建設された、日本の大規模な水管理設備です。この設備は東京都と埼玉県に跨って設置されており、主に荒川と利根川の洪水対策として使用されています。外郭放水路は地下に建設された長さ約6.3kmのトンネルと、5つの立坑、および巨大な地下水調節池(地下神殿とも呼ばれる)から構成されています。これらの設備は、荒川の水位が危険なレベルに達した場合、洪水水を地下に導き、その後利根川へと放出することを目的としています。
立坑は、トンネルと地表とを繋ぐ役割を果たします。水がこれらの立坑を通ってトンネルに流れ込み、最終的には利根川に排出されます。これにより洪水の危険が軽減され、都市の安全が保障されます。
また、地下水調節池は、高さ18m、幅78m、長さ177mもの巨大な空間で、その規模から地下神殿とも称されています。ここは、急激な豪雨時に川から溢れ出た水を一時的に貯蔵するための場所で、その後でゆっくりと排水することが可能です。首都圏外郭放水路は2006年に完成し、その規模と技術的な高度さから、世界的にも注目される存在となっています。
首都圏外郭放水路(防災地下宮殿)の見学・体験予約
首都圏外郭放水路(地下宮殿)の見学・体験予約は、首都圏外郭放水路のホームページの「予約する」から予約サイトにお進みいただくか、お電話で予約となっています。
大人気の地下神殿「調圧水槽」の見学に加え、非公開だった作業用通路やポンプ室、ガスタービン部、インペラ部などを新たに開放し、見学会は4コースを設定されています。
地下神殿コース
首都圏外郭放水路の地下神殿「調圧水槽」の見学を約55分に凝縮したコース。
コンシェルジュによる施設概要説明と自由見学時間があります。
定員50名の見学会なので、団体20名~50名での参加も可能。
※ポンプ稼働時には見学できません。
所要時間:約55分
参加料金:1名 1,000円
迫力満点の立坑を深さ70mまで下りていく体験コース
キャットウォーク(作業員用通路)を歩き、立坑内の階段を深さ70メートルまで下りていくという、スリルで迫力満点、高所が苦手な人はつらいかもしれない体験コースです。
所要時間:約110分
参加料金:1名 3,000円
深部を探る!ポンプ堪能コース
首都圏外郭放水路の心臓部であるポンプをメインに構成したコースで、地下神殿「調圧水槽」とポンプ室内を見学。ポンプの機能や役割、特殊ガスタービンの機械部まで知れます。
地下宮殿の迫力のガスタービン部・減速機を間近で見学できます。
所要時間:約100分
参加料金:1名 2,500円
見どころ満載!インペラ探検コース
調圧水槽最奥部にある巨大なインペラ(羽根車)を、深さ50cm程度の水の中に入り特別装備で見学できます。
第一立坑から調圧水槽、排水ポンプのインペラ(羽根車)へと水の流れが実感できる見所満載のコースです。
首都圏外郭放水路 龍Q館の情報
こちらは首都圏外郭放水路 龍Q館の基本情報です。実際の情報と異なる可能性がありますので、詳しくは公式サイトなどでご確認ください。
名称 | 首都圏外郭放水路 龍Q館 |
読み方 | しゅとけんがいかくほうすいろ りゅうきゅうかん |
所在地 | 埼玉県春日部市上金崎720 |
電話番号 | 048-747-0281 |
営業時間 | 9:30〜16:30 |
定休日 | ・毎週月曜日 ・年末年始 |
アクセス | 電車・最寄駅 東武野田線「南桜井駅」下車 徒歩約40分 車でのアクセス 東北自動車道「岩槻」ICより約30分 048-747-0281 |
駐車場 | 公式 | 首都圏外郭放水路 龍Q館のオフィシャル(公式)サイト |
バリアフリー | |
備考 | 無料 |